オズフェスが念願の日本での開催というニュースに湧いたあの日から、はや数ヶ月。
ついにブラック・サバスをこの目で見る日がやってきた。
とくに今回のブラック・サバスはVo.:オジー・オズボーン、Gt:トニー・アイオミ、Ba:ギーザ・バトラーとDrのビル・ワードがいなかったのは残念だったけど、ほぼオリジナルメンバーでの来日ということで期待もひとしおだった。
開催直前には突拍子も無いサプライズに何かとネタ扱いもされた初日は行かなくて、2日目のみの参加。
初日はDeftonesとSlashは正直見たかったけど、なんかもう意地でも行きたくないという気になってしまったので諦めた。
Deftonesは4月に元ベースのチ・チェンが先月に亡くなったこともあって、それを踏まえてどんなライブをやるのかが気になっていた。そういえばSlipKnotもステージのバックには大きく「2」の数字が掲げられていたみたいね。
自分がいった2日目の目当ては人間椅子にtool、そしてBlack Sabbath。今回のOZZFESTに人間椅子を出演させてくれたことは本当にうれしかった。この時までは主催者側も空気読めてたとは思ったんだけどなぁ。
基本的にこの日はほとんどがサバス目当てだったのだろう。toolの辺りからちょっと後ろの方でみていたのにそれでもだいぶ詰まってきたし、サバスのころにはすっかりギュウギュウになるほど。
他のアーティストもいいステージだとは思ったけど、やはりこの日のブラック・サバスのパフォーマンスの前ではどのアーティストもかなわないほどに素晴らしかった。
オジーのキャラクターで注目を浴びがちだが、やはりトニー・アイオミとギーザ・バトラーの二人のプレイが圧倒的。
特にギーザ・バトラーのベースラインには本当にしびれる。
この日のセットリストは新アルバムからの1曲を除き、ベストヒットでの構成。
全部が全部大好きな曲ばかりで、自分もそうだが全体の盛り上がり方がすごかった。
特にアンコールでの”Paranoid”は殊に盛り上がった。
やはりBlack Sabbathは圧巻であったし、これだけでOZZFESTの成功は確定したと思えた。
世間一般のニュースではどうでもいいところにばかりフォーカスがあたっているけど。
本当にOZZFESTを心待ちにしていた人たちにとって楽しめるものになれたのだから本当によかったと思っている。
それと今回のイベント主催がH.I.Pだったこともあってわりと不安なところもあったけど、会場はコンパクトにまとめられていて、すごく使いやすかったと思う。ライブに集中しやすいというか。無駄にフードブース広くないし、人のいないとこに行きたかったら素直に会場から一度出ればいいわけだし。
まぁ後半混んできてからの事情を知らないのでなんとも言えないところはあるけど。。。
あとはメタルというか、HR/HM全般が日本でももっと盛り上がってほしいとは思うね。
その意味で自分のHR/HMに対する思いとか改めて認識したきっかけにもなった。
素晴らしかったBlack Sabbath、ありがとうOZZFEST!